よくお客さんに親孝行してるか?
と聞かれます。
15歳で和歌山の実家を出て自分の好きな道を歩ませてもらい35年
先日83歳で母が他界しました。
35年も離れて暮らしていると何だか実感が無く,母が亡くなったと聞いても
寂しさも感じず、涙も湧いてきませんでした。
昭和40年生まれ、家庭に余裕の無い中、私を大切に育ててくれた事
思い返せば一度も母に怒られた記憶が無く本当に優しさだけで
私のわがままを受け入れてくれていた事に感謝の言葉しかありません。
何年ぶりかで合う母の姿はICUのベッドの上
話しかけても、返ってくる言葉はありません
そんな母の痩せこけた姿に向かい一言だけ言いました
もう頑張らなくっていいよ
私が病院を出てから2時間後
母は旅立ちました。
きっと天国の父と再び楽しい時間を過ごす事と思います。
私自身、子供が大きくなり、子供からしてもらって嬉しいことって何かなって考えた時
優しい言葉や、素敵なプレゼントも確かに嬉しいですが
もっと嬉しいことは、子供が幸せな人生を過ごすことが
子供が親に出来る、一番の親孝行と感じました。
父と母に改めて感謝します。
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